けせんぬまのかようおおだらのしょうたい
気仙沼の通う大鱈の正体
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜な夜な女のもとに通う体の冷たい男の正体を針で確かめると、巨大な鱈だったという浜の地名由来譚。
- 細部
- 夜になると体の冷え切った男が女のもとへ通ってくるのに、誰なのか正体が知れない。不審に思った家の年長者が、麻糸を通した針を相手の着物にそっと刺しておくよう入れ知恵し、言われたとおりにすると、翌朝その糸をたどった先に、馬五駄分もあろうかという巨大な鱈が死んで横たわっていたという。語り手によって、通ってくる相手は殿様の娘であったり、三条春近のもとの女であったりし、針を刺す役目も乳母や集落の長など異なるが、いずれも正体が大鱈であった点と、その浜がゴンダラ、あるいはゴンダワラと呼ばれるようになった点で共通している。ほかに、鱈が人間に化けてある家を訪ねてきたという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に、五通りの語りが記録されている。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ