よるげたのぞくしん
夜下駄の俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 新しい下駄は朝のうちに履き初めるものとされ、夜に初めておろすと狸に取り憑かれると伝えられた。
- 細部
- 下駄をはじめておろすときの作法について語られる俗信である。新調した下駄は、必ず朝のうちに履きはじめなければならないとされていた。もし朝を待たずに夜のうちにおろしてしまうと、狸に取り憑かれてしまうのだという。日常のささやかな身支度にも時間帯の決まりごとが結びつけられており、狸が人の隙をついて悪さをする存在として暮らしの端々に意識されていたことがうかがえる。下駄という身近な道具を通じて語られる、生活に根ざした言い伝えの一例である。
- 広まり方
- 『近畿民俗』1972年掲載、柏原夫佐子「おばあさんから聞いた話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県尼崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ