いきをひきとったろうじょのしたいについたこだぬき
息を引き取った老女の死体に憑いた古狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 病で一時息を止めた身寄りのない老女が、その後様子がおかしくなり、周囲に狸が現れるようになったという話。
- 細部
- 文政十一年三月、ある家に仕えていた身寄りのない老女が病に倒れ、しばらく息をしていない状態になった。それ以来老女の様子がおかしくなり、周囲に狸の姿が見られるようになったという。病がさらに重くなったある夜、老女のもとに阿弥陀が現れて手を引いていったが、同じ頃に老女の部屋へ狸が入っていくのを見た者がいた。一度死んだ折にその体へ古い狸が取り憑いたのではないかと語られている。
- 広まり方
- 滝沢馬琴「兎園小説余録」(『日本随筆大成』第二期、1974年)に記されている。
- 地域
- 東京都港区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ