たぬきのひ
狸の火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜更けに向かいの山に灯る火は狸の仕業とされ、娘の姿や障子の桟まで見えるほど鮮明だが、光に後光は差さないという。
- 細部
- まんのう町では、夜が更けたころに向かいの山でぽっと火が灯ることがあるという。その明かりに照らされて、近くの家の障子の桟までがはっきりと浮かび上がって見えたり、味噌桶を抱えたきれいな娘の姿が、着物の縞模様までわかるほど鮮明に映し出されたりすることがある。こうした不思議な火は狸の仕業と考えられている。横畑という土地でもたびたび狸が火をともすと語られており、その火には普通の火にあるはずの後光が差さないというところに見分け方の特徴があるとされる。
- 広まり方
- 1984年の『香川の民俗』所収、武田明「仲多度郡琴南町美合の妖怪と怪談」に記録がある。
- 地域
- 香川県まんのう町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ