くげにばけたたぬき
公家に化けた狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 京の公家と名乗る駕籠が一泊し、礼に残した絵から狸の正体が犬に見破られたという。
- 細部
- 京から下ってきた公家だと名乗る一行が、駕籠に乗って村へ現れ、一夜の宿を借りた。奇妙なことに、その駕籠の簾は滞在の間ついに一度も上がらなかった。翌朝、世話になった礼だと言い置いて、乗り手は一枚の絵を残していく。描かれていたのは、人の顔に獣の胴を持つ異様なものだった。実はこの公家は狸が化けた姿であり、正体はやがて犬に見抜かれることになる。貴人の権威を借りて素性を隠すという化かしの筋に、残された絵という物証が添えられている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』に載る金野博之の報告、金野の伝説を扱った一文に記録されている。
- 地域
- 長野県泰阜村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ