きをきるおとのたぬき
木を伐る音の狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で誰もいないのに木を伐るような音を響かせる狸の悪戯で、煙草を吸うと音がやむという。
- 細部
- 山道を歩いていると、どこからともなく木を斧で伐りつけるような音が響いてくることがあり、あたりを見回しても人の姿はどこにもない。これは狸が化けて出す音だと信じられており、実際に木が切り倒されることはないという。不思議なことに、その場で腰を下ろして煙草に火をつけて一服すると、それまで聞こえていた音がぴたりとやんでしまうといい、煙草の煙が狸を退けると考えられていたようである。
- 広まり方
- 1973年の『因幡若桜の民俗―鳥取県八頭郡若桜町栃原・中原・加地―』所収、東京女子大学史学科民俗調査団の報告「六 信仰」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県若桜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ