うわじまのたぬきびとほこらのて
宇和島の狸火と祠の手
国内
未確認生物
- どんな話か
- 七の頭に火を灯すという伝えと、劇場の祠に祀られた三治大明神の供物を取る手の噂。
- 細部
- 宇和島の狸をめぐる話は二筋ある。下波村では、七の頭と呼ばれる場所に狸が火を灯すと言われていた。市中では、融通座と呼ばれた芝居小屋の片隅に小さな祠が据えられ、三治大明神の名で狸が祀られていた。その前に置かれた供物へ、どこからともなく手が伸びるのが時おり見えるという話が伝わっていた。また、右手で宙に字を書きながら歩く人がおり、書いているのはお城山の狸という文字なのだと語られていた。芝居小屋や町なかを舞台にしている点が、山の怪異とは異なる。
- 広まり方
- 1975年の『伊予の民俗』に載る山口常助の北宇和郡下波村聞書と、1985年の同誌所収、橋村寿の怪談ばなしによる。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ