ひとみごくうのろうだぬき
人身御供の老狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 娘を生贄にする村の祭りの正体は大入道で、丹波の犬にけしかけられて老狸だと判明したという。
- 細部
- ある村では祭りのたびに、富裕な家の娘を生贄として社に捧げる習わしがあった。旅の六部がその社に忍び込んで様子をうかがうと、6尺もある大入道が現れ、丹波の国にいる名高い犬にだけはこのことを知らせるなと口にしてから、供えられた娘を食い始めるところを目にした。そこで六部は丹波からその犬を連れてきて大入道にけしかけたところ、激しい戦いの末に犬は命を落としてしまう。ところが血の跡をたどった先の洞穴には、半死半生の年老いた狸が横たわっていたという。祭りの恐ろしい正体が古い狸であったという結末で締めくくられる話である。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に掲載された伊藤保治朗の「大山の犬祭り」に記録されている。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ