たぬきのばけもの
タヌキの化け物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 道でも屋敷でも現れるとされた化けるタヌキで、生活圏のすぐ内側にいる怪として語られた。
- 細部
- 村の聞き書きには二つの証言が並ぶ。ひとつは往来する道に化け物としてのタヌキが出るというもの、もうひとつは家や屋敷の内にタヌキが出るというものである。山の奥だけでなく、人が毎日歩く道や住まいそのものが出没の場と見なされている点に特徴がある。タヌキは屋根裏や床下に入り込み、夜に足音めいた物音を立てる身近な獣でもあった。正体の分からない気配や物音をこの獣の仕業として説明する習慣が、道と屋敷の両方で並行して育っていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章、道に出る妖怪と家・屋敷に出る妖怪の両項に載る。
- 地域
- 長野県豊丘村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ