たかまつのたぬきたん
高松の狸譚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 高松の各所に伝わる狸の言い伝え。困窮者を助けて禿げたり、戦に加勢したり、女に化けたりする話が伝わる。
- 細部
- 高松市内には狸にまつわる話が数多く伝わっている。狸や猫の死骸を哀れに思って情けをかけると、その狸が身に憑くとする戒めがある一方、常願寺や屋島寺などの古寺に棲みついた老狸が、住職の代替わりのたびに姿を現し屋島の源平合戦のさまを幻に見せてくれるという話も広く知られている。番町の浄願寺にいた狸は、正月を越せない貧しい家のために古道具に化けて売らせて助け、その礼に頭を火であぶられて禿げてしまい、はげ狸と呼ばれるようになったといい、後には灸の効き目で評判をとったとも伝わる。日露戦争の折には小豆を兵に見立てて日本軍に力を貸したという武勇の逸話も残り、東植田町では岩神の田に作付けするとよくないことが起こるのは狸のしわざとされ、一宮町ではお梅さんという名の狸が女に化けて夜道に現れたと語られている。
- 広まり方
- 『郷土研究』『田舎』『旅と伝説』『香川県史 民俗』『香川の民俗』など、1922年から2002年にかけて複数の文献に記録が分散している。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ