たぬき
狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 外海へ働きに出た博労がなかなか帰らず、屋内に下駄の足音だけが響いて消えたことから狸の仕業だとされた。
- 細部
- 西彼町に伝わる話で、バクリュウ(博労)と呼ばれる牛馬の仲買人が外海へ出かけたまま何日も帰らずにいた。家族が待っていると下駄の音が近づいてきたので、とうとう帰ってきたと声をかけたところ、その音が急に消えてしまった。姿を見せずに足音だけが現れて消えたこの出来事は、狸が化かしたものだと語られている。留守を待つ家族の耳に届いた足音という、姿の見えない化かしの形を伝える話である。
- 広まり方
- 1972年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による長崎県西彼杵郡西彼町旧亀岳村の調査記録に伝わる。
- 地域
- 長崎県西海市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ