おおずのたぬきとうしどめそうれつのおと
大洲の狸と牛止め葬列の音
国内
未確認生物
- どんな話か
- 帰り道で牛を引き止められたり、山中で葬列の鉦の音を聞いたりした出来事が狸のせいとされた。
- 細部
- 河辺町では、説明のつかない出来事を狸の仕業として片づける語りが繰り返されている。大正十年生まれの矢野徳一は、踊りの帰り道で牛を引っぱられたと語っており、これも狸の仕業だと本人が言っていた。また別の人は、山の中で葬式に出くわしたという。鉦をカランカランと鳴らす音まで聞こえたが、そこに実際の葬列があるはずもなかった。音と手ごたえという、目に見えないかたちで人に働きかけてくるところに、この地の狸像の特徴がある。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』に載る国学院大学民俗学研究会「愛媛県喜多郡河辺村」の報告による。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ