たぬき
タヌキ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 宵闇の河原に積み石を残したり木を伐る音を響かせたり、赤子の泣き声を真似てだましたりするタヌキ。
- 細部
- 夕方に河原を通ったときには何もなかったのに、翌朝改めて行ってみると小石が積み上げられていることがあり、これはタヌキの仕業だとされる。また山の中では夜になると、昼間に人が木を伐るのとそっくりの音が響くことがあり、山奥にある稗を作る古い家では三番叟を舞う旅人が泊まっているらしく鈴の音が聞こえてくることもあるが、朝確かめるとそのような客は誰も泊まっていなかったとわかる。これらもいずれもタヌキの仕業とされている。さらに恐ろしいことに、タヌキは人間の赤子の泣き声を真似て人を欺くこともあり、その声を聞いてしまった家には必ず死人が出るとも語られている。
- 広まり方
- 1962年の『芸能』所収、国学院大学説話研究会「四国の口承文芸―那賀郡平谷周辺(其の二)―」に記録がある。
- 地域
- 徳島県那賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ