たぬき
狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 父を亡くした家に友人が泊まり込んだある晩、亡き父そっくりに囲炉裏で腹をあぶる男の正体は、森に棲む古狸だったという話。
- 細部
- 南島原市北有馬町の田中というところに、父子二人で暮らす家があった。父が病で亡くなると、息子は生計のために他村へ出稼ぎに行き、留守の間は息子の友人たちが家に泊まり込んでいたという。すると、ある晩のこと、用を足しに起き出した若者の一人が、亡くなったはずの家の親父が生前よくしていたとおりに、燃え盛る囲炉裏の前で大きな腹をさらして温めている姿を見てしまう。よく見るとそれは人間ではなく、森に棲みついている年経た古狸の仕業であったという。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に掲載された、三原良吉「伝説の島原」に記録がある。
- 地域
- 長崎県南島原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ