まつもとのたぬきがひびかせるききりおん
松本の狸が響かせる木伐り音
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夕方や夜に、木を伐り倒すような物音を立てて人を驚かせたという狸のいたずら。
- 細部
- このあたりには狸が住みついていて、さまざまないたずらを働いたと語られる。とくに知られているのが音のいたずらで、日が傾く頃や夜更けに、大きな木に鋸を入れているような音を響かせる。どうやって出しているのかは分からないが、尻尾で何かをこすっているのだといわれた。実際に伐り倒された木があるわけではないので、音だけが残って人を惑わせることになる。姿を見せずに聴覚だけに働きかける化かし方として、同地の狐の話とは異なる型をなしている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、たぬきの話のうちたぬきが木を伐るの項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ