とをたたくたぬき
戸を叩く狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人足へ誘う声で戸を叩きに来た狸が、障子に自分の影を映していることに気づかずにいた話。
- 細部
- 人足に出るため夜明け前から起きていると、外から戸を叩く音がして、一緒に行こうと呼ぶ声が聞こえた。ところが障子に落ちた影を見れば、そこにいるのは狸である。当の狸は自分の姿が映っているとは知らず、うまく化かしているつもりで戸を叩き続けていた。化かす側の間の抜けた姿を家の中から眺めるという視点が可笑しさの要になっており、恐怖よりも笑いの対象として狸が語られていたことがわかる。
- 広まり方
- 1971年の『西郊民俗』所収、北沢和子「駒ヶ根市の昔話―中山大重翁の昔話―」に記録がある。
- 地域
- 長野県駒ヶ根市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ