やきもちをぬすむたぬき
焼餅を盗む狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 隠居の婆さんの火にあたりに来ては焼餅を金玉に包んで持ち去る狸が、焼け石をつかまされて来なくなった話。
- 細部
- 寒い季節になると、隠居暮らしの老女のもとへ狸が火にあたりに通ってきた。ただしこの狸、帰りぎわに夕飯の焼餅を八畳敷きとうたわれる大きな金玉に包んで持ち去ってしまう。困った老女は餅とよく似た形の石を炉で焼いておいた。狸はいつもの調子でそれを包み込み、そのまま持って行ったきり二度と姿を見せなかったという。狸の誇張された身体と、素朴な仕返しの機知が組み合わさった昔話である。
- 広まり方
- 1971年の『西郊民俗』所収、北沢和子「駒ヶ根市の昔話―中山大重翁の昔話―」に語りが記録されている。
- 地域
- 長野県駒ヶ根市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ