こうふのたぬきのこもりうた
甲府の狸の子守唄
国内
未確認生物
- どんな話か
- 丑三つ時に土蔵裏のケヤキの下で子守唄を歌う娘は、戸の隙間から覗くと尻尾のある狸だったという。
- 細部
- 甲府市中道町のある家に伝わる話で、話者が曾祖母から聞いたものだという。その家の土蔵の裏手にあるケヤキの木の下には、毎晩丑三つ時になると半纏を着て手拭いをねえさんかぶりにした娘が現れ、ねんねんころりよの子守唄を歌っていたという。不審に思って戸の隙間からそっと覗いてみると、娘の後ろには狸の尻尾が見えたのだった。赤飯などを供えておくとそれを食べ、また次の晩も同じように化けてやってきたという。そうして毎晩通ってきていたが、いつの間にか姿を見せなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1984年刊『右左口の民俗―山梨県東八代郡中道町右左口地区―』の「口承文芸」の項、東洋大学民俗研究会の調査に記録がある。
- 地域
- 山梨県甲府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ