おにきたちょうのたぬきがまどわすよみち
鬼北町の狸が惑わす夜道
国内
未確認生物
- どんな話か
- たぬき岩に立つ狸が尾を振って人を惑わし、夜通し道を行き来させたと伝わる。
- 細部
- 父野川の板巻橋のほとりに、たぬき岩と呼ばれる石がある。昔はその上に狸が乗って通行人を化かした。尾を上へ振れば人は川上へ、下へ振れば川下へと歩き出し、指図されるまま同じ道を往復して家に帰り着けない。夜が白むまでそれが続いたという。別の晩には、主人の見舞いに向かって山道を歩いていた者が、大木の倒れる音を耳にした。あたりに倒れた木はなく、しかも同じ音が三度も繰り返されたので恐ろしくなって足を速めた。これも狸の仕業だろうと語られている。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』所収、松岡正志「日吉の昔ばなし」と、1985年の『土佐民俗』所収、津野幸右「異常を経験した人たちの譚」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県鬼北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ