けせんぬまのたぬきのつきよのはらつづみ
気仙沼の狸の月夜の腹鼓
国内
未確認生物
- どんな話か
- 月夜の山の炭窯で寝ていた炭焼きが、大小の狸が集まって腹鼓を打ち続ける様子を目にしたという。
- 細部
- 炭焼きを生業にしていた者が、月の明るい夜に山の炭窯のそばで寝ていたところ、大きな一匹の狸が現れて腹を鼓のように打ち始めた。それにつられるように小さな狸たちも次々と姿を見せ、月が出ている間じゅう、集まった狸たちが揃って腹鼓を打ち続けていたという。人里離れた山中で夜通し響くその音は、初めて耳にする者を驚かせずにはおかず、狸が一匹だけでなく群れをなして腹鼓を打つという点が、この話の際立った特徴になっている。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ