かねやまちょうのすりばちでたいじされたふるだぬき
金山町のすり鉢で退治された古狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 子供を食うダダ坊を、盲目の中井坊がすり鉢作戦で撃退し、正体は古狸だったという退治譚。
- 細部
- 福島県金山町の八町の宮には、ダダ坊と呼ばれる化け物が棲みつき、子供を食ってしまうというので村人たちは恐れていた。そこで盲目の中井坊という人物に退治を頼んだところ、中井坊はすり鉢を頭にかぶり、山鍬と才槌を手にお宮へ向かった。化け物に「殴りっこをしよう」と持ちかけ、まずすり鉢のほうを殴らせておいて、自分は鍬と才槌で相手を叩いたところ、化け物は血を流しながら逃げていったという。翌朝、村人たちと一緒にその跡を追うと、お宮にある欅の洞穴の中に、何十年も経て毛の薄くなった大きな古狸が潜んでいた。この狸を退治して狸汁にしたところ、それ以来化け物は現れなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1990年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「福島県大沼郡金山町 調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 福島県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ