たぬきがばかしたつき
狸が化かした月
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜空に本物ではない月がもう一つ現れ、狸に化かされたのだと語られる話。
- 細部
- 常陸太田市町田町で採録された、狸の化け方をめぐる話である。月が出るはずのない晩に月が見え、狸に化かされたと思ったところ、年寄りが煙草に火をつけると、その月はぼうっと消えた。別の記録では、話者が子どもの頃、夜十一時を過ぎて空に二つの月を見た。西にある月が本物で、東側の松の枝に掛かった月は狸の化けたものだった。煙草の火は狸を見破る手立てとしても語られる。『町田の民俗』1988年、東洋大学民俗研究会の記録。
- 広まり方
- 1988年の民俗調査で町田地区から複数の話者の体験として採録されている。
- 地域
- 茨城県常陸太田市
- 年代
- 不明(1988年に採録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ