たぬき
狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 名栗村の炭焼きの老人のもとへ通う墨染め衣の坊さんの正体を見破ろうと、焼け石を衣に包んで持たせたところ狸が死んでいたという。
- 細部
- 名栗村で炭焼きを営むじい様が、夜に寝酒を楽しんでいると、墨染めの衣をまとった一人の坊さんが訪ねてくるようになった。じい様は坊さんをもてなしてご馳走を振る舞っていたが、この訪れが何度も重なるうちに次第に怪しく思うようになった。そこでじい様は一計を案じ、団子を焼いてやろうと持ちかけて、いろりの灰の中から火箸で焼け石を取り出すと、それをそっと坊さんの衣に包んで手渡した。すると坊さんは「あっちっち」と叫んで外へ飛び出していった。翌日、山道には古い狸がやけどを負って死んでいるのが見つかったという。
- 広まり方
- 新編埼玉県史 別編2(民俗2)(1986年刊)第十二章第二節、根津富夫による動物・植物の項に記録されている。
- 地域
- 埼玉県飯能市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ