はままつのたぬきのくりばかし
浜松の狸の栗化かし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 太鼓や神楽の音を聞かせたり栗を化かして拾わせたりと、狸が人をたぶらかす話が北区に数多く伝わる。
- 細部
小諸山の奥には多くの狸と狐が棲み、人を化かすといわれる。もや拾いに出たおばあさんが太鼓のような音を聞いて近づいたが、何もおらず気づくと音は消えていたという。約200年前には村の娘たちが山からの帰り道、お堂の垣根で栗を拾ったが、春に栗が実るはずもなく狸の仕業と分かった。狸のいたずらがひどいので伏見稲荷の分身を祀ったところおとなしくなり、今も毎月3日と初午にオブコを供えている。
的場の道左衛門は屋根の上の狸と「ホイ」「ホイ」と呼び合い、負けて風呂場に落ちて死んだとも語られる。狸は様々な声を真似ることができ、山で役場の鐘の音を聞いた男たちが煙の気配もないのに不審に思い、狸の仕業だろうと落ち着いて村へ戻った例もある。
- 広まり方
- 1980年の『中京民俗』、1998年刊『柳田国男全集』所収「狼去狸来」にそれぞれ記録されている。
- 地域
- 静岡県浜松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ