えなのしっぽであらうおおだぬき
恵那の尻尾で洗う大狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大雪の晩に泊まった旅人が実は尻尾で体を洗う大狸だったなど、狸にまつわる話が複数伝わる。
- 細部
- 大雪の降るある晩、一人の旅人が家に泊めてもらい、風呂に入ったまま一向に出てくる気配がなかったことがあったという。不審に思った家の人がこっそり覗いてみると、そこには大きな狸が自分の尻尾を使って体を洗っている姿があったと伝えられている。また、土橋という五辻では日が暮れると方角がわからなくなることがあり、これは背黒又黒郎という名の狸の仕業とされていた。ほかにも、山奥で木を切る音が聞こえたので狸だろうかと呼びかけたところ、返事はなく動物が逃げていく足音だけが残っていたという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1971年の『旧静波村の民俗―岐阜県恵那郡明智町旧静波村―』九「口承文芸」、1979年の『中京民俗』所収「口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県恵那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ