わかさちょうのたのかみおくり
若狭町の田の神送り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 稲刈りが終わると田の神は山へ帰って山の神と入れ替わるとされ、11月10日には小豆飯を供えてこれを見送る習わしがあった。
- 細部
- 若狭町では、稲の収穫が一段落すると田を守っていた田の神が山へ戻り、入れ替わるように山の神が里へ降りてくると考えられていた。この交代の日とされるのが11月10日で、タノカミアガリと呼ばれる。当日は小豆を炊き込んだ飯を用意して氏神の社まで参り、神を送り出す習わしがあった。田の神はそれまで田を見守り、山へ帰ったのちは木の種をまく役目に移るのだという。ただし昔は稲刈りの終わりが遅くなることも多く、田の神上りの日になっても刈り取りが済んでいない年には、神は涙ながらに山へ帰っていかれたとも語り伝えられている。
- 広まり方
- 1984年の『福井県史 資料編15 民俗』所収、小林一男の稲作儀礼に関する記述(「作り初め」「田の神上り」の項)にみえる。
- 地域
- 福井県若狭町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ