いさしのたのかみをもちかえるほうさく
伊佐市の田の神を持ち帰る豊作
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 隣の集落に立つ田の神の石像をひそかに持ち帰って自分の村で祀り直すと、その年は豊作になるとされた。
- 細部
- 薩摩地方の田のそばには田の神(たのかんさあ)と呼ばれる石像が祀られ、稲作の守り神として大切にされてきた。伊佐市一帯では、よその集落の田の神像をひそかに運び出し、自分の集落で改めて祀ると、その年の稲がよく実るという言い伝えがあった。盗まれた側の村は気づくと取り返しに出向くこともあり、像が集落から集落へと渡り歩くこと自体が豊作を願う年中行事のようになっていたという。
- 広まり方
- 1964年の『西郊民俗』に掲載された内田賢作「薩摩大口の田の神その他」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県伊佐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ