たなっごぞう
棚小僧
国内
未確認生物
- どんな話か
- 囲炉裏がくすぶって煙が目にしみるとき、煙よあちらへ行けと棚小僧の名を唱えた。
- 細部
- 薪の湿った日など、囲炉裏の火が素直に燃えあがらず煙ばかりが立ちこめることがある。目を刺す煙に閉口した者は、棚小僧のところへ行けと声に出して唱え、煙をよそへ追いやろうとした。棚小僧が何者であるかを語る話は添えられておらず、名を呼んで厄介ごとを押しつける相手として囲炉裏端に居場所を与えられている。日々の暮らしの不都合を、家の中に住まうものの名を借りて処理する唱えごとの一例である。
- 広まり方
- 1960年の『ひでばち』に載る安西勝「城山町怪異談(3)」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ