ためにおちたこのたましい
タメに落ちた子の魂
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 気がおかしくなった70歳の婆さんに、供養されず迷う子の魂が取り憑いていたと分かり、地蔵を作って祈ると回復したという話。
- 細部
- 70歳になるお婆さんの様子がおかしくなり、医者に診せても一向によくならなかった。困った嫁が「沢根の不動さん」へ連れて行って相談すると、近所でタメに落ちて亡くなったもののあまり供養してもらえずにいる子どもの魂が、畑仕事でしゃがんでいたときにおぶさってしまったのだと告げられた。情けをかけるといつまでも離れないとも言い聞かされたという。お婆さんは小さな地蔵を作って大日さんに供え、「お前は坐るべきところに坐って、家の者に供養してもらいなさい」と祈ったところ、やがて回復に向かったと伝えられている。
- 広まり方
- 1984年の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、森谷周野の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ