ためみずちょうじゃのげじょのたたり
溜水長者の下女の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 息子の結核を治すため下女を殺しその肝を食べさせた溜水長者にまつわり、後年病気になった者の前にその下女の霊が現れたという祟り話。
- 細部
- 溜水長者という人物が、息子の患っていた結核を治そうとして、なんと一人の下女を手にかけ、その肝を薬として食べさせたという恐ろしい話が伝わっている。時代が下ってから、この話を語った人物の夫の父親が病気にかかったとき、祈祷師に頼んで拝んでもらったところ、殺された下女の霊がこの家を頼って現れているのだと告げられたという。祈祷師の言葉に従い、山の中にあるこの下女を祀った地蔵様を拝んだところ、ようやく事態は収まったのだと伝えられている。人を犠牲にして得た治療の報いが、のちの世代にまで及んだとする祟り話である。
- 広まり方
- 1995年の『民俗採訪』宮城県柴田郡柴田町葉坂・成田・海老穴・小成田調査(國學院大學民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 宮城県柴田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ