つるのやねにとどまるたましい
都留の屋根にとどまる魂
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死の前後に魂が寺へ出入りしたり屋根の上にとどまったりするとされ、四十九日を境に家から離れていくという。
- 細部
- 都留市内では、人が亡くなる前後の魂の行方について、いくつもの言い伝えが残されている。息を引き取る前の晩には魂が一足先に寺へ向かうといい、男の魂は玄関から、女の魂は勝手口から入るとされ、寺の者はそのときガタガタという物音を耳にするのだという。息を引き取った直後にも何か音が聞こえることがあり、これは抜け出た魂がいったん家に帰ってきたしるしだと語られる。魂はそのまま四十九日の間、屋根の一番高いところ、いわゆるヤネムネにとどまり続け、供養が済むとようやく屋根の上から抜け出て去っていくという。青く尾を引く光となって空を通っていくのを見て、誰かが亡くなったのだろうと察したという話も伝わっている。
- 広まり方
- 『金井の民俗』『沖の民俗』(都留文科大学民俗学研究会、1967・1969年)と、1985年の『平栗・加畑の民俗 山梨県都留市宝』の葬制・俗信・世間話の章に記録がある。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ