とおかまちのてらをたたくたましい
十日町の寺を叩くたましい
国内
未確認生物
- どんな話か
- 死の前後をさまよう人のたましいが寺の戸を叩く音として現れ、その後に訃報が届いたという言い伝え。
- 細部
- この地域では、人が息を引き取る前後のわずかな間、その魂がまず菩提寺へ赴くものと信じられていた。本堂や庫裏の戸を誰かが開けようとしたり叩いたりする音が聞こえることがあり、それは当人の魂が寺を訪れている印だとされた。ある家でそうした物音が聞こえてからしばらく経った頃、実際にその人の訃報(ツゲ)が届いたという体験が語り継がれている。生死の境をさまよう魂が先んじて寺へ挨拶に行くという考え方は、臨終にまつわる知らせの一種として周辺の集落でも共有されていた。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』の臨終に関する節、森谷周野の記述に記録されている。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ