しばたのおびでつれかえるたましい
新発田の帯で連れ帰る魂
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 野山で死んだ人の魂はその場に残るとされ、遺族が帯で背負うしぐさをして「家へ帰ろう」と唱える新発田の葬送習俗。
- 細部
- 新発田市には、野良仕事や山仕事の最中に人が亡くなった場合の風習が伝わっている。遺体そのものは家まで運んで弔うが、その人の魂はしばらく死んだ場所にとどまると考えられていた。そこで死後3日から1週間ほどの間、身内の者がその場所へ出向き、「おぶさって家へあべ(一緒に家へ帰ろう)」と声をかけながら、帯を使って何かを背負うしぐさを繰り返し、魂を連れ帰ろうとする。このとき魂がほんとうに背負われていると、体感としてずしりと重く感じられるのだという。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、森谷周野の報告(葬送に関する特殊な伝承)に記録されている。
- 地域
- 新潟県新発田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ