みなみあるぷすのしじゅうくにちにさるいもうとのたましい
南アルプスの四十九日に去る妹の魂
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 亡き妹の墓へ灯籠を灯しに通う子が、四十九日を迎える頃、柿の木のそばで音とともに白い煙を見たという体験談。
- 細部
- 語り手がまだ尋常小学校二年生だった頃、先に亡くなった妹を弔うため、毎晩欠かさず墓へ灯籠をともしに通っていたという。四十九日が近づいたある日の夕暮れ、いつものように墓地へ行くと、そばに立つ柿の木のあたりで聞き慣れない音がして、ふわりと白い煙が立ちのぼるのを目にした。驚いて夢中で家へ駆け戻り、見たままを母に話したところ、母は「それはもう妹が墓にいなくなった証だ」と答えたという。四十九日を境に霊が墓を離れるという考え方を、この体験が裏づけていると受け止められている。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』に載った、坂本敏雄「魂の行衛」という報告に記録がある。
- 地域
- 山梨県南アルプス市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ