ふじかわぐちこのしのさんにちまえのたましいめぐり
富士河口湖の死の三日前の魂めぐり
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 人が死ぬ三日前には魂が体を抜け出して親戚の家や寺を回るといい、その際に物音や青い火を伴うとされた。
- 細部
- 富士河口湖町には、死の予兆にまつわる言い伝えが残っている。人が亡くなる三日ほど前になると、その人の魂は体から抜け出し、あらかじめ親戚の家々に立ち寄ってから、最後に寺へと向かうのだという。この魂の訪れは目に見えるものではないが、物音として気配が伝わるとされ、誰もいないはずなのに戸を開け閉めする音がしたり、台所のあたりで茶碗がガラガラと触れ合うような音が響いたりすることがあると語られていた。さらに、魂が寺へ向かう道中では、青い火を後ろに曳きながら進んでいくとも言われており、音と光の両方の形で、死を目前にした魂の動きが察知されるものとされていたことがわかる。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』に坂本敏雄が寄せた「魂の行衛」に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士河口湖町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ