たくんとうげのたぬき
タクン峠の狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 日が暮れるころになると、峠に棲む狸が赤ん坊のような泣き声を上げると言い伝えられた。
- 細部
- 河辺町のタクン峠には狸が居着いていると語られていた。この狸は夕暮れどきになると声を発するが、その声が獣らしくなく、まるで赤ん坊が泣いているように聞こえるのだという。峠という人けの絶える場所と、日が沈む時刻と、人の子の泣き声という組み合わせが、通行人の不安をかき立てたことがうかがえる。狸が人の声をまねるという、この地方に広く見られる考え方が具体的な場所と結びついた例である。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』に載る国学院大学民俗学研究会「愛媛県喜多郡河辺村」の報告による。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ