ばばがいわのたこ
婆ヶ岩の章魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 岩場のタコの足を毎日一本ずつ切って独り占めした老婆が、最後の一本に巻かれて海へ引き込まれた。
- 細部
- 大三島町の宗方に伝わる話。ある欲深い老婆が岩の上で大きなタコを見つけたが、そのことを誰にも明かさなかった。老婆は日に一本ずつ足を切り取っては持ち帰り、独りで食べ続けた。八日目、いよいよ残る一本を取ろうと近づいたところ、タコは強欲な者にはこうしてやると言い放ち、最後の足で老婆を絡め取って海中へ引き込んでしまった。以来その岩は婆ヶ岩と呼ばれるようになったという。地名の由来を説く戒めの話である。
- 広まり方
- 1963年刊『あゆみ―富郷の民俗―』所収、岡田篤人による宗方の聞書きに記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ