たきぞうごんげん
瀧蔵権現
国内
未確認生物
- どんな話か
- 貧しい行者が下山中に出会って妻とした女は瀧蔵権現の化身で、形見の金色の片手が新長谷寺の観音像に納められたという。
- 細部
- 昔、山ごもりを終えた貧しい行者が下山の途中、最初に行き会った女を妻に迎えた。その妻こそ瀧蔵権現の化身だったと伝わる。別れに際して残された金色の片手は、新長谷寺の十一面観音像の手として用いられることになった。この手は長い年月を経てもなお、生きた女の手のように暖かく柔らかであり続けたという。異類の妻が去り際に自らの身体の一部を形見として残す語り口は、各地の異類婚姻譚に通じるところがある。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』掲載、柳田国男「絵姿女房説話―昔話新釈の五―」に記されている。
- 地域
- 岐阜県関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ