たきのぬしのくも
滝の主の蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川上発電所の場所にあった前田滝の主は蜘蛛で、釣り人の親指に糸をかけては木の根を沼へ引きずり込んだという。
- 細部
- 現在の川上発電所がある場所には、かつて前田滝と呼ばれる滝があり、その主は蜘蛛だと伝えられている。ある日そこで釣りをしていた男の親指に、大きな蜘蛛が何度も糸をかけてくるので、不審に思った男はその糸をそばの木の根にかけかえてみた。すると蜘蛛は木の根もろとも水中へ引き込んでしまったが、相手が人ではなく木の根だと悟ったのだろうか、水面の下からは「アッハッハ」と笑うような声だけが響いてきたという。
- 広まり方
- 1971年の『奥州東白川の民俗』所収、東京女子大学史学科民俗調査団による口承文芸・伝説の記録(福島県東白川郡塙町大字川上)に見える。
- 地域
- 福島県塙町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ