たきぶちのぬし
滝渕の主
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 古い滝渕を工事で埋めた責任者の家に火事や怪異が相次いで絶家に至った、滝渕の主の祟りとされる出来事。
- 細部
- 滝渕と呼ばれる古くからある渕を、ある工事のために埋め立ててしまったことがあった。すると、その工事の責任を負っていた家の井戸の石垣あたりから火の手が上がったり、スズミと呼ばれる場所から出火したりと、次々に不可解な出来事が起こるようになったという。やがてその家は火事で焼け落ち、最終的には家系そのものが途絶えてしまった。これらはすべて、渕を失った滝渕の主による祟りだと語られている。さらに、問題の井戸からは夜になると釣瓶を手繰るような音が聞こえ、白い衣をまとった女がそこで水を汲んでいる姿が見られることもあったのだという。
- 広まり方
- 1957年の民俗採訪『愛知県東加茂郡下山村』(國學院大學民俗学研究会)に記録されている。
- 地域
- 愛知県豊田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ