たけののぼり
岳の幟
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 旱に苦しむ村人が竹に長い布を張って竜神をかたどり、山へ登って祈ると大雨が来たという雨乞い。
- 細部
- 日照りが続いたとき、村人たちは夫神岳と女神岳へ向かい、雨を降らせてくれるなら持てる限りの供物を捧げると誓ったと伝えられる。竹の先へ長い布を渡して竜神の姿になぞらえた幟をいくつも立て、まず夫神岳へ登って祈願した。すると山の上空に九つの頭を持つ竜のような姿が現れ、それが女神岳の方へ移って山を覆い、間もなく大粒の雨が落ちてきて村は救われたという。布を竜に見立てるという行為そのものが霊験を呼び込んだと語られる点に、雨乞い行事の由来譚としての性格がよく表れている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人によるその他の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ