たけのこおんじょ
筍おんじょ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 6月半ばに筍を担ぐ音とともに現れ、道を尋ねても山を指すだけの筍おんじょについて、豊凶の前兆も伝える。
- 細部
- 6月の半ばごろになると、筍おんじょというものが出るといわれている。竹林のほうからポキッポキッと筍をかつぐような音が聞こえてきて、その方向へ進んでいくと三叉路に行き当たり、そこにいるのが筍おんじょなのだという。道を尋ねても言葉を発することはなく、ヂュキュジンという格好で無言のまま山のほうを指し示すので、逆の方向へ下りていけば村に出られるとされている。この筍おんじょが出た年は飛魚が豊漁になり蠅が多く発生する一方、カライモは不作になるとも言い伝えられる。口永良部では、背が低く根元の太い筍をオンジョダケンコと呼び、これを体格のよい琉球人になぞらえてジュキュジンとも称したという。
- 広まり方
- 1971年の『南九州郷土研究』掲載、安山登「口永良部島の伝説(下)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県屋久島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ