たけこまいなり
竹駒稲荷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 稲荷に仕えた加茂左衛門が狐の姿に変わり果て、石ヶ森の岩窟に封じられたという伝説。
- 細部
- 福島市の鎌田村にある竹駒稲荷には、かつて加茂左衛門という男が奉仕していたと伝えられる。ある時、稲荷の神位が昇叙される儀式の最中、思わず手を出してしまい、その手に正一位の印を押されてしまった。宮司は加茂左衛門に永久に社へ仕えるよう求めたが、両親に会いたくなった彼は帰宅を望んだ。しかし気づけば口が裂け眼を光らせる狐の姿へと変わり果てており、自分の家からも追い出されてしまう。信夫山に棲む狐の権坊に助けを求めたものの、村へ戻った加茂左衛門は人々に恐れられ、ついには法印の祈祷によって石ヶ森の岩窟に封じ込められてしまったという。人が神域で犯した過ちから異形へと変貌していく、悲劇的な神罰の物語である。
- 広まり方
- 2003年の『磐城民俗』所収、木口勝弘「福島の石ヶ森伝説考」に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ