まつやましのむすめをすくうたかぼうず
松山市の娘を救う高坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 湖畔で娘の寿命を延ばしたとも、小祠を守っているとも語られる背の高い坊主姿の怪。
- 細部
- 箒の神の堂に泊まった商人が、産に立ち会った臼の神の声を聞く話がある。生まれた女の子は十八で近江のなまずに食われる定めだといい、それが自分の子だと知った商人は、娘が伊勢参りに立つ際、弁当と饅頭を買う金を持たせた。近江の湖で高坊主が現れたとき、娘がその弁当と饅頭を差し出したところ、寿命が八十三まで延びたと結ばれる。一方、東野のあたりでは三十年ほど前まで、草場と呼ばれる場所について高坊主が出るから遊ぶなと子どもに言い聞かせていた。同じ土地のたごり神は樹木を好み、木を伐ることを禁じられており、その小祠を守るのも高坊主だと語られていた。
- 広まり方
- 1968年刊の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』(森正史監修)の昔話と、1985年の『伊予の民俗』に載る越智公子の松山市東野聞書に、それぞれ載る。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ