いまばりのたべものできえるたかぼうず
今治の食物で消える高坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治のはじめごろ、道を行く村人の前に立ちふさがったが、食べ物を与えると姿を消したという怪。
- 細部
- 玉川町で語られた話。明治の初年ごろ、夜道を通りかかった村人の前に高坊主が現れ、行く手をさえぎるなどして人を困らせた。もっとも荒々しく害を加えるわけではなく、食べ物を差し出すとそのまま消えてしまったという。出没した場所はウトと呼ばれている。四国では丈の伸びる坊主の妖怪が広く語られ、多くはカワウソやタヌキの仕業とされるが、ここでは供物で退く点が語りの中心になっている。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』所収、森正史「夏の風物と民俗」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ