たいぎょ
大魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 巣潜り漁の名人である盲人が語る、洞窟奥に潜み尾びれ一振りで人を寄せ付けない大魚の話。
- 細部
- この地には巣潜りと呼ばれる漁法で魚を捕らえる名人の盲人がいた。その盲人が語るところによると、川筋の洞窟の奥深くには並外れて大きな魚が潜んでいて、周りにいる小さな魚たちを見守るように守っているのだという。この大魚は自ら人を襲うようなことはしないが、尾を口のほうへ向けてひと振りするだけで水面が大きく波立ち、その勢いだけで人がうかつに近寄ることすらできなくなるといわれる。目の見えない漁師だからこそ水の動きや気配で正体を感じ取れたのだろうと、聞く者に想像させる話でもある。
- 広まり方
- 『高志路』1940年掲載、加藤辰藏「続新津郷奇談(一)」に記録がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ