たちへび
立ち蛇
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 昭和二十五年の夏、松明漁に出た親子の前で鰻が蛇となって直立し、これは親に殺された子の悪霊によるムンバチだと考えられている。
- 細部
- 伊仙町の永井川近く、鍛冶股の水田で昭和二十五年(1950年)の夏に起きたとされる話である。松明を灯して漁に出ていた親子の目の前に、まっすぐ泳いできた鰻が現れたかと思うと、それが蛇に変わって体を立ち上げたという。あまりの恐ろしさに親子はその場から逃げ帰った。この蛇は、親の手にかかって命を落とした子供の悪霊が姿を変えたもの、すなわちムンバチ(物罰)であると考えられている。
- 広まり方
- 1981年の『南島研究』に掲載された徳富重成「徳之島の民間信仰と生活」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県伊仙町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ