すいじんさんのさわり
水神さんのさわり
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- はっきりした原因もなく目が悪くなったり体調不良が長引いたりすると、水神や山の神の「さわり」のせいだとされた。
- 細部
- 雲南市では、目が悪くなったり、これといった理由も見つからないまま体の調子が優れない日が何日も続いたりすると、それを水神さんの「さわり」あるいは山の神さんの「さわり」のせいだと考える風習があった。ここでいう「さわり」は、はっきりとした祟りというよりも、神仏に何らかの形で触れてしまったために生じる軽い不調ととらえられていたようで、病院にかかっても原因がつかめないような体調不良を、身近な神への畏れと結びつけて説明する役割を果たしていた。目に見えない不調の理由を、水辺や山を司る神の気配に求める考え方がうかがえる。
- 広まり方
- 国学院大学民俗学研究会が1984年に行った民俗採訪『島根県飯石郡掛合町旧掛合村』の聞き取りで、体調不良にまつわる俗信として記録された。
- 地域
- 島根県雲南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ