すいじん
水神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 淵の水が土用に涸れたのは水神の祟りだとの神託を受け、村人が身重の女を淵に捧げ、その恋人の僧も後を追って身を投げたという伝説。
- 細部
- 南島原市北有馬町では、村の用水を淵の水に頼って暮らしていたが、ある年の夏、暦の上で土用に入ると同時に、その淵の水が急に涸れてしまった。困った村人が庚申神社へ祈祷に赴くと、祈願から数えて三十三日目の夜、一人の老人の夢の中に庚申様が現れ、田へ水が届かないのは淵に宿る水神の怒りによるものだと告げた。そこで村人たちは身重の女を人身御供として淵に沈め、水神を鎮めることにした。ところがその女と深い仲であった僧が、後を追うように自らも淵へ身を投げて命を絶ったという。以来、土用の入りから三十三日目の晩になると、その淵から鐘の鳴るような音が響くと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に掲載された、榊木敏「伝説の島原(五)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県南島原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ