すひかづら
スヒカヅラ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 犬神の一種スヒカヅラは家筋の女性に二匹、男性に一匹憑き、病や千里眼のような症状を示すが片方を焼いて飲ませると退くという。
- 細部
- 三好市に伝わるスヒカヅラの話である。ネズミよりもやや大きいこの生き物は、ある家筋に伝わるとされ、女性には二匹、男性には一匹が憑いているという。ふだんは姿を見せないが、たまたま人の目に触れることもあるとされる。これに取りつかれた人は病気を患うだけでなく、犬の真似をしたり、本来知るはずのない昔の出来事を語ったり、襖の向こうの様子を言い当てたり、さらには退治にやって来た太夫のことまで見抜いてしまったりするという。一匹が誰かに取りつくと、もう一匹は気が抜けたようになるため、その隙にこれを捕まえて焼き、取りつかれた人に飲ませることで、憑き物を退けることができるのだという。
- 広まり方
- 1941年の『ひだびと』所収、高谷重夫「祖谷山村の民俗(三)」に記録がある。
- 地域
- 徳島県三好市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ